こんばんは!コイシェフです。Benvenuti!
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興味を持って下さった方は是非覗いてみてください。
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では今回も前回に引き続き、キッチンカーの現場からお伝えいたします。
キッチンカーのリアルを書きますので、皆さんの判断基準になっていただければコイシェフも嬉しいです。
目次
(1)今キッチンカーを買うなら、トラックタイプ?軽トラタイプ?
街で見かけるキッチンカー、種類が色々ありますよね。
2トン位のトラックタイプから、軽トラックの荷台に箱を載せているタイプなどなど。
トラックでなくても自動車を改造して販売面を作って出店している車など様々です。
皆さんはどのようなキッチンカーを想像していますか?
最初に結論から言ってしまいます。
トラックでも自動車でもここだけは注意してください。
- 中で人が立てないキッチンカーは長続きしない。
- あなたのキッチンカー、そのままで車検に対応しているのかきちんと確認しましょう。
- 最初のキッチンカーにお金をかけすぎない。
以上3点、詳しく話していきます。
①、 中で人が立てないキッチンカーは長続きしない
キッチンカー先程も話しましたが、大きさや広さも様々です。
コイシェフが乗っているトラックは、ピザを売っていて、
トラックの中で生地を伸ばしたり、トッピングしたり、焼いたりしますので、立って仕事をしています 。
ですが、例えばクレープとかは椅子に座って生地を焼いてトッピングして提供するキッチンカーも見かけます。
あとはカレーとかですかね。
お店で仕込んできた商材を陳列して、それを売るだけならば、座っていてもいいでしょうし、むしろ表に立って販売しても構いませんが、
キッチンカーの中で調理が必要な場合は、必ず人が立って仕事ができるようにしてください。
わかっていますキッチンカー、人が立って仕事ができる程のスペースがある車と、
座っていても営業できる車ではお値段が全然違う事。
しかしそれでもなのです。
僕の聞いた話ですと、最初はいいです。座っていても。
その内、2か月~3か月もすると、座布団など用意したりして、
そして半年も経たずにキッチンカーを買い直すか、人が立てるように改造すると。
それ位座りっぱなしで8時間営業するのは辛いのです。
後々さらにお金がかかるなら、最初から人が立てるキッチンカーを用意しましょう。
②、 あなたのキッチンカー、そのままで車検に対応しているのかきちんと確認しましょう
これもよくある?よくあった?話のようです。
特にコイシェフが聞いたことがあるのは、軽トラックタイプに多いようです。
軽トラックの荷台に箱を積んだキッチンカーのことですね。
キッチンカーは特殊車両です。
この辺、意外に認識薄い方が多いです。要は改造車です。
改造車ということはどういうことなのか?
普通に車検が通るノーマルな状態から、そのままでは車検が通らない状態にしているということです。
ですが、販売している、または制作していただいているキッチンカーはおそらく全て車検に通っています(たまに車検に通らないキッチンカーをそのまま販売している業者もあるようですが)
どういうことかと言うと、そのままの状態では車検は通らないけど、
車検の時だけ軽トラックの荷台に乗っている箱(営業スペース)を降ろして車検場に持って行って通すというパターンです。
当然追加でお金がかかります。
箱を下ろす作業代ですね。
これはキッチンカーを買った、もしくは制作している車会社に確認いたしましょう。
現在は車会社もキッチンカー売買や制作の判例を積んでおります。
どのような注意ポイントを抑えれば、そのまま車検が通るかなどわかっています。
ひとつだけ。これも軽トラックタイプに多いそうですが、
荷台に箱を完全に溶接していて、しかも溶接する前に車検を通していて、
車検付で販売しているが、次の車検の時には通らず、溶接しているから荷台の箱も下ろせず。
結局廃車にしたという話も聞いたことがあるのでご注意を。
③、 最初のキッチンカーにお金をかけすぎない
初めてのキッチンカー、色々とやりたいことありますよね?わかります。
外見はこうして可愛くして、作業スペースも新品の調理器具を集めて。
はい、それいくらかかりますか?
トラックや車のオールペイント(色を塗ること )一色であれば数万円。
店のロゴを入れたり、遠くから見ても何のお店か分かるように書いたりするだけで十数万円かかります。
本当に必要ですか?まあやっても一色でいいと思います。
当初の運転資金がどうなるか分からない中、トラックの外装にお金をかけすぎるのは危険です。
ではなぜか?
- お客様があのキッチンカー可愛い!と言って来てくださるのは、当初の内は1割位です。それも偶然見かけたというお客様です 。
- お客様はSNSやブログで紹介されていないあなたのキッチンカーを知りません。多少SNSで見かけた位では足を運んでくれません。
- あなたはキッチンカーにかかったお金。どの位の月日で取り戻せるとお考えですか?
お客様はあなたのキッチンカーに興味がないと思ってください。
そこから、料理の提供スピードや、毎日更新される SNS、お客さんの口コミ、そうした積み重ねがあって初めて”あの可愛いキッチンカー”となるのです。
ロゴや料理など、最初のうちはタペストリーや立て看板をお勧めします。
それであなたのキッチンカーにファンがつくようになれば、初めてトラックに装飾しても遅くないのではないでしょうか?
ちなみに中~大型イベントに出店を見定めている場合は、これに当てはまらないのかもしれません。
普段どこで出店するにしても、基本キッチンカーの商材は被らないようにというルールがあります。
2、3台出店している場所では、カレーのキッチンカーがあるのに、隣にインドカレーのキッチンカーがくるなんてことはありません。
出店場所にエントリーした段階で、その辺は調整してくれています。
しかし20台~30台出店している大型イベントでは多少なりとも被る商材が出てきます。
同じたこ焼きなら、目を引く外観のキッチンカーに流れるのは仕方がないことです。
ですがコイシェフの記事は、あくまでもキッチンカーで生活を成り立たせるためにということで書かせて頂いております。
調理器具についても同様です。
キッチンカーにおいて大切なのは、この狭いスペースをいかに効率よく使い切るかということです。
- 冷蔵庫や棚、調理機器。そろえたはいいけど、なんか入らない
- スペースが中途半端に余っている
- 発電機を使っているけど、全部の機器を作動させると電量が足りなくてブレーカーが落ちてしまう
など挙げたらキリがありません。
まずは作業スペースの図面を持って、新古や中古の大手に相談に行くことをお勧めします。
その調理機器。10年はもつのではないでしょうか?
その後に新品を購入しても良いのではないですか?
(2)今キッチンカーで取り扱う商材について
これについては正直わかりませんね。
昨今ブームだった唐揚げも落ち着きを見せておりますし(といっても日本人は唐揚げ好きです)
カレーや、アジアの屋台料理なども落ち着いてきてるとはいえ不動の人気です。
商材選びで言えるのは…
- 提供スピードと回転率
- 1年を通して、単一商材では苦しい
- 極力ロスが少ない調理メニューであること
①、提供スピードと回転率
提供スピードと回転率ということですと、お客様のご注文から手渡しまで1分30秒以内が望ましいです。
お昼時、お客様には時間がありません。
限られたお昼休みでのキッチンカーです。
わざわざ並ぶことが分かっているキッチンカーにはいかない人が大半です。
それでも食べたい有名なキッチンカーであれば当てはまりません。
例えば大手飲食チェーンのキッチンカーなど 。
②、1年を通して、単一商材では苦しい
人は、夏には涼しいもの。かき氷や冷たいドリンク、ジェラートなどや、麺類。冷たい系があればなおいいですよね。
これは食欲が落ちるからです。
逆に冬はピザやラーメンというように温かいものを好みます。
一年中かき氷、一年中ラーメンを出していても、売上が伸びないのは当たり前です。
③、極力ロスが少ない調理メニューであること
これも当然ですよね ?
一つの料理を作るのに100円原価がかかるとします。
それを50食用意したのに25食しか売れなくて、残りは明日使えないのであれば、
原価が倍の200円かかったことになり、売上も半減ということになります。
カレーや唐揚げのように、1日50食と決めているならば、
今日25食残ったので、次の仕込み量は半量の25食分にしようとか、調整できる商材が良いと思います。
(まとめ)
今回はキッチンカーの種類は?とか、商材どうする?などお話しいたしました。
悩みますよね?でも充分悩んでください。
この記事を読んで頂き、慎重に考えて下さい。
この考えられる時間が、あなたがキッチンカーで起業した時の力になるのですから。
次回も[キッチンカー潜入編]書かせていただきます。
ciao! arrivederci! バイバイ(^^)v
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