どうも!コイシェフです。Benvenuti!
自己紹介用のリンクをこちらに貼っておきます。
興味を持って下さった方は是非覗いてみてください。
https://koichefblog.com/koichef_jikoshoukai/
お問い合わせフォームも最後に表示ございます。
コイシェフ、レストランを辞めて、現在はキッチンカーでピザを売ってるんですけど、
その実情を書いていきます。
正直なところどうなのか?キッチンカーって最近よく聞くけど、わからないことだらけ。
コイシェフが現場から、生の声をお届けします。
まず、この記事を読んでくださっている方は、キッチンカーをやってみたい。
でもどうしたらいいの?車は?出店場所は?お金は?保健所は?など、???ばかりの状況なんではないでしょうか?
保健所にへの申請要項は、「キッチンカー 保健所 許可」、キッチンカーの出店場所については「キッチンカー 出店場所」を検索してください。
有益な情報がたくさん出てきます。
ではこの記事では何をお伝えさせていただくのか?
はい。コイシェフ、現在も実際にキッチンカーで営業しております。
まさにリアルな情報をそのままそっくりお伝えいたします。
目次
(1)今、キッチンカーは儲かるのか?生活できるのか?
儲かるというのは人それぞれだと思いますが、一番大切なのは、キッチンカーの営業だけで生活できるのか?というところですよね。
まず、僕がどうして勤めていたレストランを辞めて、現在キッチンカーに乗って、 ピザを売ってるのか?と言うと、
キッチンカーで独立できるのか?を知るためです。
今、ググればキッチンカーの情報はたくさん出てきますよね。動画もたくさんあります。
講習会も関東、関西、九州、北海道と毎日のように開催されていて、キッチンカーを始めるにはとても有益な情報でいっぱいです。
となれば、どれが本当でどれが嘘なのか?
- 講習会に行ったら、そこで説得されてキッチンカーを作ることになる?
- 大手に所属すれば、出店先を斡旋してくれるから安心
- 大手に所属しても、現在はキッチンカー登録者で溢れていて、出店先にエントリーできない?
- イベントはチラホラあるみたいだけど、大手に所属しなくても出れるの?
あなたは自分のキッチンカーを作って、よし!営業だ、とした時に週に何回出店できるとお考えですか?
①、キッチンカー廃業率
キッチンカーオーナーの80%以上は1年で廃業します。
なぜか?(・_・?)
出店場所が思うように取れないからです。
もちろんそれ以外の原因もあります。
キッチンカーはどうしても単価が低くなります。
ランチ志向だったり、学生向けだったり。
そのため、収益が思ったより見込めず、早めに撤退するオーナーさんも少なくありません。
ですが、一番の原因は出店場所です。
現在、週5回+イベントに出店しているオーナーさんは、もう何年もキッチンカーを運営されているベテランです。
この前僕達が初出店した現場でも、「この場所に出店してもう3年、以前は隣で出店していたキッチンカーさんも辞めたみたいです」と言っていました。
こういうベテランは企業からしても信頼があり、大手キッチンカー出店場所の斡旋会社からも出店を依頼されたり、
イベントがあれば呼ばれたりとするようです。
ですが、新人キッチンカーオーナーはどうでしょうか?
大手に所属して最初は週に一回か多くて2回です。
それも大手の敷地内や、大手お抱えの場所に体験的に出店させていただくことになるのです。
②、商材(キッチンカーで売る商品)はお考えですか?
出店させていただくあなたの商材にもよりますが、人気の唐揚げを例にとりますと、
現在は唐揚げブームも少し落ち着いてきてしまっていて、売れても一つの現場でマックス50食。
唐揚げ弁当一個が600円として3万円。
ランチ&ディナーと1日通しで営業できてても5万円位。
しかしこれは売れたらの話で、1万~2万の現場もあるでしょう?これを週に1回~2回。
例え週に2回出せたとしても、月の売り上げは20万円~30万円でしょうか?
そこから食材費、ガソリン代、各現場の出店料、駐車場代(一戸建ての方はなし)、キッチンカー代(ローンの方のみ)、仕込み場(すでに店舗を持ってる方はいいですが、キッチンカーだけの人は仕込み場というものが必要になります)
③、その料理、どこで仕込みますか?
例えキッチンカーの中で仕込みができたとしても、水はどこから給水するのか?またはどこで排水するのか?
自分のキッチンカーは水使わない!という方も、保健所の申請でこの手のやり取りが必須となります。
それに、現在の保健所要項ではキッチンカー内での仕込みは認められておらず、自宅以外の仕込み場が必要とされている地域が大半です。
仕込み場の問題がクリアできても、この水のポリタンクの問題で必ず壁にぶち当たります。
水は使わない!というキッチンカーだったとしても、保健所の申請に水のポリタンクを積むことが大原則になっているからです。
ポリタンクの大きさについてはあなたの商材と 調理過程によりますのでググってみてください。
(2)今、キッチンカーで起業は現実的なのか?
前項で書きましたが、キッチンカーの運営にはお金がかかります。
今の自分に当てはめてみてください。
僕の場合、月の売り上げが30万円とすると、食材費(20%)、ガソリン代(5%)、出店料(10%)、駐車場代(5%)、キッチンカー代(機材とか含めて600万円と考えると、ローンで月3万とします10%)、仕込み場(レンタルキッチン10%)で、合計60%は取られるとします。
そうすると月に18万円はかかることになります。
月の手取りは約12万となります。ざっくりですが。
月の売り上げがもっと少なくなれば当然この数値も低くなります。
ここからどのくらいで週5回出店できるようになるでしょうか?
コンスタントに出店できれば、ガソリン代と出店料は上がりますが、仕込んだ料理のロスも減りますから食材費などは抑えられるでしょう。
①、出店交渉することになります!
僕はキッチンカーで起業しようと考えていましたから、色々な所に出向いたり電話して出店できるのか尋ねていました。
厳しいことを言えば、100件電話して、まあ2件位です。
スーパーの駐車場や空き地です。
都内はすでに大手が入っていますので参入はできないと考えた方がいいです。
コネやツテがあれば別ですが。
例えばタワーマンションに住んでいる住人が、その敷地内で、とか。
自分が働いていた会社の敷地内(これは意外に難しい)とか。
今後、交渉するならば都内を足で歩いてみてください。
ここに出せたらいいな!という土地があればすぐにダメ元で電話してみましょう。
それか、もう郊外に着目してはどうでしょうか?
コイシェフの体感的には、郊外の栄えている町や、郊外のタワーマンションも交渉の余地があるのではないか?と思います。
私鉄なんかもコイシェフはアタックしてみようと考えておりました。
ですが、 ひとつだけ。全てダメ元だということをお忘れなく。
心を強く持ってください。コイシェフも、門前払いなんて当たり前でしたからね。
(まとめ)
今回の記事、マイナスなイメージにとられるかもしれませんが、誤解しないで下さい。
キッチンカー、すごく楽しいです。
自分の料理をお客様が買ってくださるということを直に感じられる商売です。
そして、キッチンカーのオーナーさん、皆さんとても優しいです。
コイシェフも何度もお料理交換いたしました。
お話聞かせていただいたり、アドバイスしていただいたり。
素晴らしい仕事だと思うからこそ、これからキッチンカーを始める皆さんにはきちんと準備して頂きたく書かせて頂いております。
この[キッチンカー編]まだまだお伝えしたいことが山ほどありますので、次回もよろしくお願いいたします。
ciao! arrivederci! バイバイ
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